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092-622-0157
食品取扱従事者等を対象とした
腸内細菌検査(検便)のご案内

 近年、多発する食中毒事件を受け、食品衛生管理を取り巻く環境は厳しくなり、食品に携わる企業様には質の高い衛生管理の維持が求められています。
 腸内細菌検査は食中毒菌保菌者を早期発見し、二次汚染を防ぐための大切な検査です。
 弊社では、腸内細菌検査の精度向上と効率化を図り、多様化するニーズにお応えいたします。


■大量調理施設衛生管理マニュアルの要点
1.
同一メニューを1回300食以上、または1日750食以上提供する調理施設に適用。
2. 調理従事者は臨時職員を含め、月1回以上の便検査に腸管出血性大腸菌検査を加えること。
また、必要に応じ10月~3月にはノロウイルス検査を含めることを推奨。
3. ノロウイルス感染と診断された調理従事者等はリアルタイムPCR法等、高感度の検便検査にてウイルスを保有していないことが確認されるまで、調理作業を控えること。
  (大量調理施設衛生管理マニュアルより一部抜粋)


■全ての腸管出血性大腸菌検査(EHEC)に対応
 ベロ毒素(VT1、VT2)を産生する大腸菌を総称して腸管出血性大腸菌(EHEC)といいます。
 腸管出血性大腸菌(EHEC)は、感染症予防法の第3類感染症に指定されていますので、特定の職種への患者および保菌者の就業制限が必要になります。
 O157を含む腸管出血性大腸菌は、選択剤に対する耐性が弱い菌株も存在するため、選択剤含有培地に発育しない株があります。このため弊社では、選択剤を含まない培地を用いて腸管出血性大腸菌の全てを検査しています。
 また、弊社の検査システムは、感染症予防法の第3類感染症および大量調理施設衛生管理マニュアルに対応しています。


ベロ毒素非産生大腸菌 病原血清型大腸菌(EPEC)
毒素原性大腸菌(ETEC)
組織侵入性大腸菌(EIEC)
腸管付着性大腸菌(EAggEC)
ベロ毒素産生大腸菌 腸管出血性大腸菌(EHEC)
O1,O6,O8,O15,O18,O25,O26,O28ac,O29,O55,O63,
O74,O78,O91,O103,O111,O112ac,O115,O119,O121,
O124,O125,O126,O128,O136,O142,O143,O145,
O146,O148,O152,O153,O157,O166,O168,O169,型不明
※2000~2014年に分離した腸管出血性大腸菌の血清型

腸管出血性大腸菌の血清型別検出率(社内データ)
血清型 2014年
O157 2 1.1% 4.6%
O111 1 0.6%
O26 5 2.9%
O1 5 2.9% 95.4%
O6 1 0.6%
O8 6 3.4%
O15 1 0.6%
O28ac 1 0.6%
O55 8 4.6%
O63 1 0.6%
O74 6 3.4%
O91 43 24.7%
O103 15 8.6%
O115 16 9.2%
O119 3 1.7%
O125 2 1.1%
O128 7 4.0%
O145 2 1.1%
O146 6 3.4%
O148 1 0.6%
O168 1 0.6%
型不明 41 23.6%
合計 174 100.0%  



サルモネラ菌の血清型別検出数(社内データ)
血清型 2014年
1~3月 4~6月 7~9月 10~12月
1,3,19群 2 1 1  
2群(A)        
3,10群 3 6 4 8
4群(B) 62 73 75 55
6,14群        
7群(C1) 59 104 202 102
8群(C2) 34 47 85 37
9群(D) 2 15 19 6
11群 1 2 3  
13群 2 1 2 2
16群   1 1 1
18群 1   8 3
21群   1 1 1
35群   1 3  
型不明        
合計 166 252 404 215
  16.0% 24.3% 39.0% 20.7%
■近年発生した食中毒の発生件数と患者数及び死者数
平成 発生件数 患者数 死者数  

20年 1,369 24,303 4  
21年 1,048 20,249  
22年 1,254 25,972  
23年 1,062 21,616 11  
24年 1,100 26,699 11  
25年 931 20,802 1  
26年 976 19,355 2  

    厚生労働省食中毒統計より  
■基本的な検査の流れ

 1.検査のお申込み
  お電話または、お問い合わせフォームにてご連絡ください。
  腸内細菌検査の運用スタイルについて、ご希望をお聞かせください。
  お聞きした内容にて、お客様情報を登録させていただきます。
  (対象施設、対象者、住所、TEL、FAX等)

 2.検査資材の発送
  検査に必要な資材(依頼書・個人提出袋・採便容器等)を発送いたします。

 3.採便および返送
  指定の容器に必要量を採取し弊社へ返送お願いいたします。

 4.検体受付・検査
  午前中に到着した分は当日受付を行い検査に進みます。
  (諸条件により翌日以降の受付になることがあります)

 5.報告書の発送
  ご指定の送付先へ報告書を発送いたします。

■腸内細菌検査項目
5項目セット 赤痢、サルモネラ、チフス、パラチフス、腸管出血性大腸菌
 ※腸管出血性大腸菌は、すべての血清型を対象としております。
その他、単品 腸炎ビブリオ、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌、コレラ菌、他








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食品取扱従事者等を対象とした
ノロウイルス検査(検便)について

■ノロウイルスについて
特徴
 
感染力が大変強く、少量(10~100個)でも発症する。
症状が治まっても、1週間~1カ月間はウイルスが排出されるため、注意が必要。また感染者の中には症状の出ない人もいる。
熱や酸、消毒用アルコールにも強く、不活化には85℃で1分以上の加熱、高濃度の次亜塩酸ナトリウムによる消毒が必要。

主な症状
 
吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、微熱が1~2日続く。
感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状のこともある。
乳幼児や高齢者は、嘔吐物を吸い込むことによる肺炎や窒息にも要注意。

潜伏期間
 
感染から発症まで24~48時間。

どんなときに感染する?
 
感染した人からの感染
  ア.食品取扱者が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合。
  イ.患者の糞便や吐物から人の手などを介して感染した場合。
  ウ.家庭や共同生活施設などでの飛沫感染など直接感染する場合。
ノロウイルスに汚染された物を摂取
  ア.汚染された貝類(カキなどの2枚貝)を、生あるいは不十分な加熱調理で食べた場合。
  イ.汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合。

感染予防
 
手洗い
  トイレの後、調理や食事の前には石けんを使って流水でよく洗う。
食品の取扱い
  ア.ノロウイルスに汚染されている可能性がある食品は、中心部までよく加熱する。
(ウイルスは中心温度85℃以上で1分間以上の加熱で死滅するといわれています。)
  イ.調理器具の洗浄、消毒を十分に行う。
  ウ.生野菜や果物はよく洗う。
糞便・おう吐物の処理
  ア.必ず手袋(ゴムやビニール製)、マスクなどを使用し、塩素系の消毒剤で消毒する。
  イ.屋内の場合、換気を十分に行う。

施設等での対策
 
手洗いの徹底(手指を介した二次感染の予防)
  ア.石けんと流水を使って丁寧に洗う。
  イ.食事の前、排泄のあとには入念に。
  ウ.手洗いを十分行うことが困難な場合には、それぞれの状況に合わせて指導を。
  エ.手ふきタオルの共有は厳禁。
糞便・おう吐物の処理(糞便、おう吐物を介した二次感染の予防)
  ア.使い捨ての手袋とマスク、エプロンを着用する。
  イ.汚染した便座や床などは次亜塩素酸ナトリウムを0.1%濃度に薄め、浸すように拭く。
  ウ.使用した布などは床に置かず、すぐにビニール袋に入れて処分する。
  エ.手袋をはずし(外側をうちにする)手洗いをする。
リネン類の消毒(リネン類を介した感染の拡大防止)
  ア.リネン類を処理する際は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用する。
  イ.汚物の付着したリネン類は専用の袋に入れる(汚物を床などに付着させないよう注意する)。
  ウ.施設内や家庭で洗濯する場合は、おむつなどについた汚物を十分に落とし、最後に他の洗濯物と分けて適切に洗濯、消毒を行う(熱水洗濯80℃で10分間、もしくは塩素系漂白剤の使用)。
  エ.汚れたリネン類を入れている容器などを介して感染が拡大する危険性もあるので、十分に注意する。
利用者と職員の健康管理(施設などでの早期発見のために)
  施設内で発生する感染症の多くは、施設外からの持ち込みが原因です。
  毎日の健康観察で、症状の有無、排泄の状況、食事の摂取状況を確認し、医療機関を受診した場合は、診断結果や治療内容も確認する。
  通常に比べて下痢やおう吐などの症状がある者が多い場合は集団発生を疑い、職員や利用者及びその家族が適切な感染防止行動がとれるよう、正しい情報を迅速に伝えることも必要です。


■近年発生したノロウイルスが原因とされる大規模食中毒事件
平成 発生件数 患者数 死者数 原因食品と患者数(患者数500名以上の発生事例について記載)

20年 303 11,618
21年 288 10,874 朝食バイキング:患者数636名
22年 399 13,904 不明:患者数1,197名
23年 296 8,619 不明(給食弁当):患者数756名
24年 416 17,632 不明(弁当):患者数2,035名
        調理提供された弁当:患者数1,442名
25年 328 12,672 不明(昼食弁当):患者数526名
26年 293 10,506 食パン:患者数1,271名

        厚生労働省食中毒統計より


■ノロウイルス検査概要
検査項目名  ノロウイルス抗原 BLEIA ノロウイルスRNA
検 査 材 料 糞便(1g) 糞便(1g)・吐物(2g)
保    存 冷蔵 冷蔵
検 査 方 法 BLEIA RT-PCR
基 準 値 陰性(-) GI(-) GII(-)
所 要 日 数 当日~2日(10/1~3/31)
当日~3日(4/1~9/30)
当日~2日
専 用 容 器
検査受付当日中のご報告も可能です。
  受付から確定までに日祝日がある場合には、更にその分の日数を要します。
  受付当日報告には条件がございますので、詳しくはお問い合わせください。
   
BLEIA法
 ホタルルシフェラーゼによる生物発光法は、発光の量子収率が高いため、従来の化学発光法に比較して感度が数倍から数十倍高く、遺伝子検査に近い感度を持っています。また、遺伝子検査よりも簡便・迅速・低コストが実現でき、調理従事者等の衛生管理に貢献できると考えられます。
 


  その他関連情報へのリンク
    腸内細菌検査・分離菌統計情報(サイト内リンク)
    ノロウイルス検査の詳細(サイト内リンク)
    食中毒関連情報(厚生労働省HP)


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