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(1)手洗いの徹底(手指を介した二次感染の予防) |
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ア. |
石けんと流水を使って丁寧に洗う。 |
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イ. |
食事の前、排泄のあとには入念に。 |
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ウ. |
手洗いを十分行うことが困難な場合には、それぞれの状況に合わせて指導を。 |
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エ. |
手ふきタオルの共有は厳禁。
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(2)糞便・おう吐物の処理(糞便、おう吐物を介した二次感染の予防) |
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ア. |
使い捨ての手袋とマスク、エプロンを着用する。 |
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イ. |
汚染した便座や床などは次亜塩素酸ナトリウムを0.1%濃度に薄め、浸すように拭く。 |
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ウ. |
使用した布などは床に置かず、すぐにビニール袋に入れて処分する。 |
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エ. |
手袋をはずし(外側をうちにする)手洗いをする。
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(3)リネン類の消毒(リネン類を介した感染の拡大防止) |
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ア. |
リネン類を処理する際は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用する。 |
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イ. |
汚物の付着したリネン類は専用の袋に入れる(汚物を床などに付着させないよう注意する)。 |
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ウ. |
施設内や家庭で洗濯する場合は、おむつなどについた汚物を十分に落とし、最後に他の洗濯物と分けて適切に洗濯、消毒を行う(熱水洗濯80℃で10分間、もしくは塩素系漂白剤の使用)。 |
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エ. |
汚れたリネン類を入れている容器などを介して感染が拡大する危険性もあるので、十分に注意する。
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(4)利用者と職員の健康管理(施設などでの早期発見のために) |
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施設内で発生する感染症の多くは、施設外からの持ち込みが原因です。 |
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毎日の健康観察で、症状の有無、排泄の状況、食事の摂取状況を確認し、医療機関を受診した場合は、診断結果や治療内容も確認する。通常に比べて下痢やおう吐などの症状がある者が多い場合は集団発生を疑い、職員や利用者及びその家族が適切な感染防止行動がとれるよう、正しい情報を迅速に伝えることも必要です。 |