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加工食品の食物アレルギー表示義務に「えび」「かに」が追加
 平成13年3月付の厚生労働省通知により、アレルギー物質を含む食品に起因するアレルギー患者の健康被害防止のため、小麦、そば、卵、乳、落花生の特定原材料を含む加工食品については、含有する旨の表示が義務化されました。

 さらに平成20年6月3日に表示制度が一部改正され、「えび」「かに」についても表示が義務化されました。

 なお、平成22年6月3日までに製造、加工、輸入されるものについては、今までの表示でも猶予されます。

 ただし、可能なものについては表示を行うよう努めることになりました。従って、特定原材料が含まれているにも関わらず、原材料表示に特定原材料を含む旨が適切に記載されていない場合には、表示義務違反となり、表示の訂正がされるまでの間はその食品の販売ができなくなります。

 また、あわび、大豆、バナナなど18品目(特定原材料に準ずるもの)についても、可能な限り表示するよう奨励されています。
表示義務原材料
(7品目)
卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに
表示推奨原材料
(18品目)
りんご・バナナ・牛肉・鶏肉・豚肉・くるみ・まつたけ・やまいも・ゼラチン
大豆・あわび・いか・いくら・さけ・さば・オレンジ・キウイフルーツ・もも




こらぼ2009年春号より抜粋