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賞味期限と消費期限の違い
 食品に表示してある期限表示は、賞味期限と消費期限があります。意外と多くの方が勘違いや間違った認識をしているようです。期限が過ぎたら食べられないとか、期限内だから安心して食べられる等と思っていませんか?

 表示期限は品質保持の目安ですから保管方法や取り扱い方法によっては、期間内でも腐敗したりします。一方、期間が過ぎてもまったく問題なく食べる事の出来る物はたくさんありますので注意しましょう。
[消費期限]
 定められた方法により保存した場合において、腐敗・変敗その他の食品の劣化に伴う衛生上の危害が発生するおそれがないと認められる期限を示す年月日のことです。

 基本的に品質が劣化しやすく、製造後、製造日を含めておおむね5日以内に消費すべき食品につけられる表示です。

【例】食肉、生麺類、弁当、調理パン、惣菜、生菓子類、その他

[賞味期限]
 定められた方法により保存した場合において、食品のすべての品質が十分保たれていると認められる期限を示す年月日のことです。ただし、製造日から賞味期限までの期間が3カ月を超えるものについては、「年月」で表示してもよいことになっています。

 品質が比較的劣化しにくい食品につけられる表示です。賞味期限は安全率を見ており、期限が少し過ぎても、すぐに品質が劣化するということはありませんが、できるだけ賞味期限内に食べきるようにしましょう。




こらぼ2006年夏号より抜粋