TOP > 気になる「水」「食」「大気」のはなし > 花見弁当、食中毒を防ぐポイントは?  
花見弁当、食中毒を防ぐポイントは?
 お花見のシーズンには花より団子で、どんな弁当を持って行こうか気になるところです。

 以前、インターネットの質問サイトで「花見弁当や仕出しで貴方の好きなおかずは何ですか?」と質問しましたら、170名のご返事がありました。
  1位 唐揚げ 87名
  2位 玉子焼き 80名
  3位 エビフライ 28名

 好みの料理を持って行くのも良いのですが、メニュー選びが弁当の安全にとって大事です。

 弁当の内容によって、傷みの早いものがあります。食肉、魚介類の生もの、豆腐の入った白和え、ほうれん草のお浸し、卯の花などは注意が必要です。また、冷凍葉物は、冷凍の際のブランチングで、組織が弱くなり菌が増殖しやすくなるようです。

 弁当は、次のことに注意して作りましょう。
  1. 作る前によく手を洗い、清潔な調理器具を用意しましょう。
  2. おかずの調理は、できるだけ直前に火をいれましょう。
  3. おにぎりは、ラップを使って握ると細菌がつきにくく安心です。
  4. 詰める時、ご飯、おかずはよく冷まし、できるだけ別々の容器に詰めましょう。
  5. 冷凍食品には自然解凍で食べられる物もあります。そのまま入れると保冷剤がわりになります。
  6. 弁当はできるだけその日の朝に作りましょう。
  7. 弁当保管は涼しいところに置きましょう。肌寒い時期でも日中の車内は予想以上に高温になります。細菌を増やさないためには、食べる迄の温度と時間に注意してください。



こらぼ2005年春号より抜粋