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ミネラルウォーターの種類について
 日本国内で販売されているミネラルウォーターは500種類以上あると言われており、ミネラルの種類や割合、硬度(カルシウムとマグネシウムの合計量)などもさまざまです。

 ミネラルウォーターは、地下水を原水とするものをいい、農林水産省が定めたミネラルの有無や製造方法の違いによって、次の4種類に分類されます。

  ナチュラルウォーター
  特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈澱、ろ過、加熱殺菌以外の処理を行っていないものをいいます。
  ナチュラルミネラルウォーター
  ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水を原水としたものです。鉱化とは、地表から浸透し、地中を移動中または滞留中に地層中の無機塩類(ミネラル)が溶け込んだ地下水のことです。天然の二酸化炭素が溶けた発泡性の地下水も含みます。
  ミネラルウォーター
  ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させるためにミネラルの調整、ばっ気、オゾン殺菌、紫外線殺菌、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合などを行っているものです。
  ボドルドウォーター
  原水が地下水でなく蒸留水などをいいます。

 これらを製造するにあたっては原水の水質基準が定められており、この基準に適合したものが販売されています。市販されているボトルには4種類のいずれかが表示されていますので、購入の際に、参考にされてはいかがでしょうか?

 ※ 水を空気にさらし、液体に空気を供給する行為。浄水処 理方法の1つ。



こらぼ2009年秋号より抜粋