SDA法によるクラミジア・淋菌検出
 
SDA法とは、Strand Displacement Amplificationの略で、核酸増幅検査法です。
高い感度・特異度で、クラミジアおよび淋菌を検出します。


クラミジア・淋菌感染症の発生動向
 国立感染症研究所が実施している定点施設での調査において1999年と2003年を比較すると、一定点当たりの患者数は性器クラミジアでは、男性が12.87人から19.12人、女性が16.40人から26.20人と増加しています。また、淋菌様疾患でも男性が11.83人から17.46人、女性が2.03人から4.90人と増加しています。
性器クラミジア感染症患者報告数 淋病様疾患患者報告数
(国立感染症研究所データ)
 最近では、淋菌感染症かクラミジア感染症といった単独感染例に加えて、淋菌とクラミジアの重複感染が増加傾向にあり、男性における淋菌性尿道炎患者の20〜30%が、クラミジア感染症を合併していると報告されています。−日本性感染症学会誌 2004ガイドライン−

SDA法の特徴
口腔内ナイセリア属との交差反応が極めて少ない
咽頭検体への保険適用
報告日数の短縮(淋菌検出において従来のPCR法で必要だった希釈再検が不要)
他の核酸増幅法で検出できなかったクラミジア変異株の検出報告あり
≪Link≫
 SDA法について
  日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

SDA法と他法の比較
[子宮頸管擦過物]
クラミジア
トラコマチス
PCR
(+) (−)
SDA (+) 55 2 57
(−) 1 306 307
56 308 364
陽性一致率:98.2%
陰性一致率:99.4%
[子宮頸管擦過物]
淋菌 PCR
(+) (−)
SDA (+) 10 2 12
(−) 0 352 352
10 354 364
陽性一致率:100.0%
陰性一致率:99.4%

咽頭検体における比較
クラミジアトラコマチス n=203 陽性者=3 (単位:%)
検査法 培養 SDA PCR TMA
感度 66.7 100.0 33.3 100.0
特異度 100.0 99.5 99.5 99.5
淋菌  n=205  陽性者=24 (単位:%)
検査法 培養 SDA PCR TMA
感度 50.0 87.5 62.5 70.8
特異度 100.0 96.1 80.1 98.9
(メーカーデータより引用)

検査要項
検査
項目名
クラミジアトラコマチス
核酸同定SDA
淋菌
核酸同定SDA
淋菌およびクラミジアトラコマチス
同時検査
項目コード 2548 2561 2549 2550 2562 2551 2552 2563 2553
検体量 ぬぐい液
適量
咽頭
適量
初尿
3mL
ぬぐい液
適量
咽頭
適量
初尿
3mL
ぬぐい液
適量
咽頭
適量
初尿
3mL
容器
保存方法 冷蔵 冷蔵 冷蔵 冷蔵 冷蔵 冷蔵 冷蔵 冷蔵 冷蔵
検査方法 SDA SDA SDA
基準値 検出せず 検出せず 検出せず
実施料 210点 210点 300点
判断料 微生物学的検査判断料
150点
微生物学的検査判断料
150点
微生物学的検査判断料
150点
所要日数 2日 2日 2日
クラミジアトラコマチス核酸同定検査とクラミジアトラコマチス抗原精密測定を併用した場合は、主たるもののみ算定する。
クラミジアトラコマチス核酸同定検査は、PCR法、LCR法又はSDA法による。クラミジアトラコマチス核酸同定検査は、泌尿器、生殖器または咽頭からの検体によるものである。なお、SDA法においては咽頭からの検体も算定できる。

淋菌核酸同定検査、淋菌同定精密検査または細菌培養同定検査を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
淋菌核酸同定検査は、DNAプローブ法、LCR法による増幅とEIA法による検出を組み合わせた方法、PCR法による増幅と核酸ハイブリダイゼーション法による検出を組み合わせた方法またはSDA法による。淋菌核酸同定検査は、泌尿器、生殖器または咽頭からの検体によるものである。ただし、男子尿を含み、女子尿を含まない。なお、SDA法においては咽頭からの検体も算定できる。

淋菌及びクラミジアトラコマチス同時核酸増幅同定精密測定は、クラミジア・トラコマチス感染症若しくは淋菌感染症が疑われる患者またはクラミジア・トラコマチスと淋菌による重複感染が疑われる患者であって、臨床所見、問診またはその他の検査によって感染因子の鑑別が困難なものに対して治療法選択のために実施した場合およびクラミジア・トラコマチスと淋菌の重複感染者に対して治療効果判定に実施した場合に算定できる。ただし、淋菌同定精密検査、クラミジアトラコマチス抗原精密測定、淋菌核酸同定精密測定またはクラミジアトラコマチス核酸同定精密測定を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
淋菌及びクラミジアトラコマチス同時核酸増幅同定検査は、TMA法による同時増幅法とHPA法およびDKA法による同時検出法、PCR法による同時増幅法および核酸ハイブリダイゼーション法またはSDA法による。淋菌及びクラミジアトラコマチス同時核酸増幅同定精密検査は、泌尿器または生殖器からの検体によるものである。ただし、男子尿は含み、女子尿は含まない。なお、SDA法においては咽頭からの検体も算定できる。

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