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質問 尿中アルブミン定量検査は複数ありますが、違いと使用法を教えてください。 |
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回答 糖尿病の合併症に糖尿病腎症があります。悪化すると人工透析が必要になります。糖尿病腎症の多くは、顕性蛋白尿に先行し、尿中アルブミン排泄率が増加します。その後、試験紙法でも確認できる顕性蛋白尿が出現し、徐々に尿蛋白量は増加、低蛋白血症となります。また、浮腫も出現し、ネフローゼ症候群を呈すると共に、腎機能も低下、最後には腎不全に至ります。 尿中アルブミン排泄率は夜間尿、24時間尿、あるいは昼間尿のある一定時間に排泄された尿を蓄尿します。それらを用いて尿中アルブミン濃度を測定し、尿量と蓄尿時間から1分間の排泄率を計算して求めます。 ところで、尿中アルブミンは日内変動や日差変動が大きく、特に運動によりアルブミン排泄率が増加するため、診断には複数回の採尿あるいは1日蓄尿で行う必要があります。しかし、日常検査には向かないため、より簡便な方法として、同時に測定した尿中クレアチニンで補正したアルブミン指数が用いられます。 尿中アルブミンの測定値はmg/dLで得られますが、弊社ではニーズにあわせて3種類の報告を行っています(表)。 従来の糖尿病腎症の早期診断基準では、部分尿あるいは蓄尿によるアルブミン排泄率を診断指標としていましたが、2005年の改定で随時尿によるアルブミン指数が必須項目となりました。
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